【本紹介】漫画版「論語と算盤」 経営哲学がわかりやすく学べる良本

レビュー

今回は、一万円札の顔になった渋沢栄一の「論語と算盤」の漫画版のレビューです

経営哲学がわかりやすく漫画でわかるので、難しい本が苦手な方にはオススメです!

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あらすじ

晩年の渋沢栄一は、孫たちとトランプでギャンブルをしていました。

勝ち逃げをし部屋に戻ると、亡くなったはずの山縣有朋が幽霊として渋沢栄一の部屋に現れます。

元老であったはずの山縣有朋の葬式には、参列者がまばらで死んでも死に切れないということで化けて渋沢栄一の元に現れたんです。

渋沢栄一は若い人から慕われ、家族から愛され、来訪者はひっきりなし

かたや山縣有朋は国葬にも関わらず参列者は腰掛けが空くほどしかおらず、渋沢栄一自身も葬式に行っていません

そこから各々の対話形式となり、渋沢栄一がどんな人生を歩んできたのか、一方で山縣有朋はなぜ葬式に人が全然来ず、人望がなかったのかがわかってきます

本の途中では「論語と算盤」の引用文が度々登場するので、漫画を読みながら学ぶことができます!

「論語と算盤」の感想

山縣有朋と渋沢栄一、二人の正反対の考えが章ごとに書かれていて面白いです。

しかも、三菱の岩崎弥太郎や大久保利通など、日本史でよく登場する人物も出てくるのでちょっとした歴史の勉強にもなりました。

現みずほ銀行や日本郵船など、多くの大企業を生み出し、日本の経済に大いに貢献した渋沢栄一の伝記をわかりやすく理解することができました!

僕は普段から本を読むように習慣づけているのですが、わかりづらい本はなるべく読まないようにしています。

理由は、難しい本を読んだところで身にならないからです。

僕は本から教養や、知識を得ようと思っていますが難しい本よりも、その漫画版があればそちらを選ぶようにしています。

難しい本を読んで何に1つ理解できないよりも、漫画版で1つでも自分の心に残る言葉や言い回しを見つけられた方が遥かに良いです。

「論語と算盤」の活字版は、昔の人の言い回しが多く読みづらいです。

一方で漫画版の方はストーリー仕立てなので読みやすい!

印象に残ったセリフ

完全なる常識とは「智、情、意」の三者が均衡を保ち平等に発達したものだと考えています

これは、本の中で渋沢栄一が大久保利通に言った言葉です。

なんでそんなことを言ったのかは本で確かめてください笑

ここのシーンで、常識の要素はこの3つであることを知りハッとしました。

常識が変わる時はこの中のどれか、もしく全てが変わるということです。

智恵や意思があっても、情けが欠けていてはいけない

意思や情けがあっても、智恵がなければ何もできない

情のある人との繋がりが結果的に自分にとってプラスに働く

そういうことを学びました。

1時間もあれば読めてしまうので、一万円札の顔になる渋沢栄一のことを知るならこの「論語と算盤」はオススメですよ!

とうげつ

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