正直に言いたいことを言えとか、ストレートに言えば相手に伝わるってよく聞きますよね。
ただなんでもかんでも正直に言えばいい、というわけではありません。
今回は言い方を変えるってとても大切という話をしたいと思います。
ゲリラ豪雨
ゲリラ豪雨という言葉が使われたのは、2008年頃と言われています。
当時の流行語として知られるようになったことがきっかけで、今でも夏になるとよく聞きますよね。
それまでは夕立なんて言われていました。
小学生だった頃は「夕立だ!ヤバい!」といって、友達と一緒に走って家に帰ったのを今でも覚えています。
このゲリラ豪雨という言葉、印象は良くないですよね。
しかしゲリラ豪雨はいろんな言い方に変えることができます。
夕立・驟雨・白雨・にわか雨・村雨・神立
などなど…
激しい雨で調べたらこんなにもゲリラ豪雨と近い言葉が出てきます。
こちらの方がカッコいいですし、自然のキレイさを感じますよね。
言葉は言い方を変えるだけで、印象を変えることができるんです。
言い方一つでガラッと変わる
言い方を変えることがなぜ大切かというと、印象がガラッと変わるからです。
僕は先日、仕事を退職したい旨を上司に伝えました。
その時の話を例にすると、わかりやすいと思います。
本来仕事を辞めたいのであれば
「一身上の都合により退職させていただきたいと思います。」
などと言うのが普通でしょう。
しかし僕は上司の立場を考えて、退職することを伝えました。
上司の立場に立つと、このような考えをするでしょう。
・仕事の量が自分に増える可能性アリ
・自分のせいで辞めたいんじゃないかと思う
数ヶ月お世話になったのに「一身上の都合で」で片付けてしまうのは、さすがに冷たいと思ったので、僕は上司の面談でこう伝えました。
〜人事面談時~
ライターとして数ヶ月やってみてどうだった?
とても楽しかったです。自分の書いたものがネットにアップされるとやはり達成感がありますね!
そうだよね。私としてもとても助かってました!
入社してから身の回りで変わったこととかあった?
はい!前々から運営していたブログ(このブログ)が入社してからPVが一気に伸びたいことです。
〇〇さん(上司)が勧めてくれた本や、読まれる記事の書き方などを丁寧に教えてくださったからです。
えーすごい笑
そんなことがあったの…笑
とても感謝しています。ありがとうございます笑
~軽く雑談~
それで、これからこうなりたいとかある?
実はそのことなんですが…来月いっぱいで退職することにしました。
なんと…いったいどうして?
ライターの仕事に満足したからです。
ひと通り仕事を教わり、これはブログ運営に活かして全く別の仕事を経験したいと思うようになりました。
前職のカフェのように、体を動かす仕事は自分に向いていることも知れたので退職を決意しました。
そうなんだ。結構考えていたんだね。
はい、会社の環境が嫌になったわけではなく、〇〇さんにもとても感謝しています。〇〇さんのおかげでライターの仕事を楽しむことができました。ありがとうございます!
といった感じで、相手の立場を考慮して「感謝」「会社が嫌ではないということ」「上司のやってきたことは無駄ではなかったこと」を伝えて退職を伝えました。
一身上とかいってたら、退職までの1ヶ月半はきっと気まずい空気になっていたでしょう。
言い方というのはかなり大切だと言えます。
ストレートに言えばいいというわけでもない
正直に気持ちを伝えることは確かに大切だと思います。
好きな人への告白とか、親に将来の進路を伝えるなら正直に伝えた方がいいでしょう。
ですが正直に伝えるより、言い方を変えて伝えるべき時のほうが多い。
辞表を出すとき、正直にこの会社がつまらないと言えば退職するまでは地獄でしょう。
嫌いな人にお前が嫌いだと言えば、気まずいし場合によってはケンカになるでしょう。
言い方を変えるのはとても大切です。
何かを伝えたいなら、それを言ったら相手はどう思うか一度考えてみるといいですよ。
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